
アロマトリートメントとリンパドレナージュの違い
ーアロマトリートメントはリラックスや凝り・疲労の解消、リンパドレナージュは毒素の排出ー
アロママッサージはアロマ(香り)のオイルを使って身体のコリをほぐし、お客様の疲れをとったり、リラックスしていただくという目的があります。それに対して、リンパマッサージでは、リンパを刺激して体内の毒素を排出することを目的としています。「リンパ」という言葉は聞いたことがあってもなんとなくしか分からない、という方も多いと思いますので、アロママッサージ・リンパマッサージについて、それぞれ説明します。
・アロマトリートメントとは
アロマ(香り)を使ったマッサージのことです
アロママッサージとはアロマ(香り)を使ったマッサージのことです。マッサージのためには一般的にエッセンシャルオイル(精油)を使うことが多いため、アロマオイルマッサージと言ったりもします。 また、正確には「マッサージ」というのは、国家資格である「あん摩マッサージ指圧師」試験に合格したマッサージ師が施術を行う場合にだけ使える言葉になりますので、リラクゼーション目的で行うアロママッサージは「アロマトリートメント」と呼ぶのが正確です。
アロママッサージ(アロマトリートメント)はお客様の疲れを取ること・リラックスしてもらうことを目的としていて、身体や気持ちの状態に応じてアロマオイル(香り精油)を使い分けることで、よりリラックス効果を促進させることができます。
・リンパドレナージュとは
リンパを刺激し、身体の毒素排出を目的としたマッサージです
リンパとは
「リンパ」とは血管のように身体の中を張り巡らせた「リンパ管」とリンパ管の中を流れている「リンパ液」、リンパ管の中継地点である「リンパ節」の総称です。
このリンパの役割は2つあます。1つは、体内に細菌が入らないようにする免疫機能、もうひとつは体内の老廃物の運搬を行う「排出機能」です。
リンパ管は髪の毛のように非常に細い管で、リンパ液はこの管の中を、とてもゆっくりとしたスピードで流れています。なぜ、ゆっくりと流れているかと言うと、リンパには心臓のようなポンプ機能がないためです。そのため、あまり身体を動かさない生活をしていたり、食生活が乱れていると、すぐにリンパ液の流れが滞り、老廃物をうまく排出をできない状態になってしまいます。この状態が続くと、身体のむくみや肥満、体調不良の原因になってしまいます。
リンパの循環を促進させるのがリンパマッサージ
リンパ管は皮膚組織の中に多くあり、リンパの循環は皮膚組織を刺激することで促進させることができます。そして、このリンパの循環の促進を目的としたマッサージがリンパマッサージです。リンパマッサージは排出(ドレナージュ)を目的としているため、リンパドレナージュと呼びます。
施術を受けるなら、アロマトリートメント・リンパドレナージュどちらの方がいいの?
身体の状態や気分によってどちらが良いかは変わってきます。
アロマトリートメントが合っている場合
・多忙で気持ちがせかせかしてしまう時(リラックス効果)
・特に身体の不調はないけど、全身が疲れている時
・アロマ精油の香りに癒やされたい時
リンパドレナージュが合っている場合
・浮腫を解消したい時(毒素の排出)
・ダイエットしたい時(代謝のアップ)
・冷え性などの体質を改善したい時